2023年11月3日(祝・金)~4日(土)福岡県で第2回全国特別支援学校フットサル大会が開催されました。(第1回大会は北海道札幌市で開催⇒関連記事)
今回、公益財団法人日本ライオンズの不老安正理事長、小野寺眞悟副理事長にお話しを伺いました。
公益財団法人日本ライオンズは「スポーツを通じて、健常者と変わらない動きが出来ている障がいを持っている若者に、卒業後実社会に出て就労を目指して頂き、各生徒の自主的・主体的な判断力、決定力、実行力を高めてもらうために工夫した言葉がけや取り組みに基づき、温かな思いやりのある言葉遣いや行動を意識して行えることに期待している。」ことを基本的な理念として本大会を支援しています。
そのため、本大会に参加する監督・コーチは、一切のコーチング(ベンチを立って、指示、指差し等)を認めず、これを「基本的な約束」と定義しています。
第1回大会から視察する不老理事長は「選手の独創性を重視して、個々の運動能力を発揮でき、ひとつの物事に対する集中力も健常者となんらかわらず、そして、仲間、先生、対戦相手、審判員、運営を担っている関係者に対して、感謝、尊敬、敬意を表する、価値を認めて心服することを育んでくれている。」と支援されている意義を感じていました。
不老理事長は、第3回を名古屋で開催し、第4回、第5回と継続していくにあたり本大会に参加される特別支援学校の生徒の皆さんに「フットサルを通じて、自立、団結精神を養って頂き、障がい者としてハンディをもっているが、将来一般社会人として健常者と一緒に活動していくことを期待している。」と想いを語り「9地域で開催する地域予選(全111校参加)及び全国大会(全12校参加)の総経費を本法人が全額負担しているが、今後参加チームが増えても継続して行くためには、本大会に参加した生徒達が一般社会で健常者と同様に活躍されることを目標としているため、各自治体の協力が必要である。」とお話しされました。
参加された生徒の皆さんからは「フットサルを通じて、チームとしてみんなと協力して試合に臨めることがとても嬉しく、勝利のためにチームメイトと一緒に頑張れ楽しいです。」と嬉しい言葉をいただきました。
社会貢献活動は、このように意義を理解した団体、個人が支援して行われるケースが多くありますが、今回お話しいただいた「公益財団法人日本ライオンズ」様の活動は、素晴らしい活動であり、本法人もガバナンス・コンプライアンスの観点から社会貢献活動を行っていくにあたり、学ぶこともあると改めて感じる機会になりました。
日本フットサル連盟
理事・事務局長 渡邊眞人(現地訪問)
事務局 今井千秋(記事掲載)