5月16日(火)、O-PA(第23回F地域チャンピオンズリーグ 優勝チーム)が日本フットサル連盟の代表としてFリーグオーシャンカップ2023に出場し、ペスカドーラ町田と対戦しました。
開始4分、O-PAの奥橋伸也選手が先制点を決めます。しかし1分後に失点。その後は得意のハードワークで粘り強く戦い、第1ピリオドを1-1で折り返します。
第2ピリオドも先に勝ち越したいO-PAでしたが、25分、26分と立て続けに失点し1-3と突き放されます。それでも31分に黒谷一成選手のゴールで2-3とし、流れを引き寄せたO-PAはカウンター攻撃からチャンスを迎えますがゴールポストに阻まれてしまいます。終盤パワープレーで攻撃を続けるも試合終了間際の39分に再び失点。試合は2-4で終了しました。(公式記録)
試合後のコメント
#7 花田孝汰
―試合を振り返って
この試合が決まって「Fリーグの中でもかなり強い相手(ペスカドーラ町田)だから、10回やっても1回勝てないかもしれない。だけどその1回を今日にしよう。」これを念頭に良い準備をしてきたつもりでした。試合の入りは悪くなかったと思います。いい形で先制できて、すぐに失点してしまったけどそこから崩れずに士気を保った状態でハーフタイムを迎えることができたので。ただ、第2ピリオドに入ってO-PAに疲れが見えてきて相手(ペスカドーラ町田)が勢いに乗ってきた時間帯に2失点して崩れてしまったところが自分たちの弱さであり、ペスカドーラ町田さんの強みだったと思います。練習量だったり環境だったり…その差を痛感する試合になりました。
―その中でもO-PAらしい戦いはできましたか?
第1ピリオドのラスト5分は地域CLや最近の練習試合でもできていたように、背後を狙ったボールやピヴォの駆け引き、侵入、回収がよくできていたと思います。でも、どんなにいい状態が続いても結局スコアを動かせなければネガティブに働いてしまうことがあるんですけど、今日はそうなってしまったかなと思います。
―今後の目標
去年、地域CLを優勝することができたんですけど僕らは関東第2代表(2位)で出場権を獲得して、全日本選手権では関東大会で敗退しています。Fリーグの中でもトップのチーム(ペスカドーラ町田)と戦うことができたので、必ずこの経験を活かして関東リーグ1部の優勝と全日本選手権関東大会の優勝を目標に、そしてまた地域CLで優勝してこの場(Fリーグオーシャンカップ)に戻って来たいです。
―メッセージ
ホームタウンが近いこともあり、ペスカドーラ町田さんのサポーターもたくさん来てくれていて盛り上がったことを本当にすごく感じました。O-PAのサポーターも平日の夜で難しいスケジュールだったと思うんですけど、自分がフットサルを指導しているお客さんやスポンサーさんも駆けつけてくれました。本来であれば今シーズンの初陣を勝利で飾ることができればよかったんですけど、悔しい結果になってしまいました。自分たちのスコアや戦いぶりを見て、いい試合だったと言ってもらえました。満足はしていないんですけど、最低限そういった試合ができてよかったなと思っています。ありがとうございました。
#4 黒谷一成
―試合を終えて率直な感想
悔しいですね。いい試合ができた分、悔しいです。ここで決めていれば…と思うシーンが多かったので勝てるチャンスがあったと思います。逆にペスカドーラ町田さんがしっかり決めてきたなという印象です。
―試合を振り返って
O-PAは、戦い方をロングボールに対応してこぼれ球を拾っていこうと徹底していました。最初はそれがうまくいってこぼれ球が拾えるようになって先制点取ることができて、O-PAとしては願ったり叶ったりな展開でした。ハーフタイムを1点差で負けて終えていてもいいかなと思っていたので、第1ピリオドはいい内容で終えられたと思います。第2ピリオドは、地力の差が出て失点を重ねてしまってそこから少しキツかったですね。
―ペスカドーラ町田について
ボール回しやフィジカルが強いことはわかっていました。O-PAは走れるし守れるチームだと思っていたので、そこ以外でなんとか上回ろうとして頑張れていた部分もあったんですけど、ゴレイロを使った攻撃とかここのカットインとかそういうところがやっぱり流石だなと思いました。侵入してきてからシュートを打つまでが非常に速かったです。
―メッセージ
平日にもかかわらず多くの人が見に来てくれました。関東リーグも結構レベルは高くて面白いと思うので、また応援に来てO-PAの試合を観てくれたら嬉しいです。
#23 奥橋伸也(キャプテン)
※5月28日にO-PAの退団を発表しました。
本インタビューは5月16日に実施したものです。
―試合を終えて率直な感想
F1リーグの壁はやはり高いなと思いました。過去、全日本選選手権でボルクバレット北九州さんやY.S.C.C.横浜さんと戦ってきました。公式戦で一歩二歩届かないというなかで今年が一番健闘できた試合だった感覚があります。今はシーズンの始めなので、ここからもう少し近づいて、なんなら超えられるようにと思っています。
―得点シーンを振り返って
やりたいことをやれていて、相手のプレスが弱くなっている押し込む時間帯で1本いいパスが来ました。それがファーストシュートだったのでいいシュート打てたらなと思って、思い切り振り抜きました。
―今後の目標
関東リーグも始まります。チームとしてFリーグと張り合えるくらいの力をつけてすべての全国大会に出場することを目標に、この試合を振り返ってまたチームで取り組んでいきたいです。
―メッセージ
平日開催で仕事を休めず来れなかった選手もいるなかで、応援には多くのサポーターが駆けつけてくれました。自分の会社の後輩も先輩も応援に駆けつけてくれて、これだけO-PAを応援してくれている人がいるんだなということを自覚しました。ありがとうございました!
O-PAは、6月4日(日)東京ドームスポーツセンター東久留⽶(東京都東久留⽶市)にて開催される「第25回関東フットサルリーグ2023 powered by PENALTY 1部リーグ」でファイルフォックス⼋王⼦と対戦します。
取材/日本フットサル連盟 今井千秋