4月2日(日)に愛媛県北条スポーツセンターにて四国ガールズ&レディースフットサルフェスタ2023 in愛媛を開催しました。
このフットサルフェスタは、公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団が施設管理する北条スポーツセンターフットサル場のリニューアルと、本連盟の女子フットサル重点地域として活動を推進している四国フットサル連盟 三好理事長が一緒になり、企画、開催されたイベントです。
フットサル教室には、小学生~中学生までの60名が集まり、講師としてアスリート委員会から荒牧委員長と若林副委員長が参加しました。
若林副委員長が所属するアルコ神戸から、田中ちひろ選手、中島菜月選手、髙畠早奈恵選手も講師として参加しました。
開会式では、四国フットサル連盟 三好理事長が主催者挨拶を行いました。
開会式終了後、フットサル教室を開催。小学校高学年と中学生の年代は荒牧委員長と髙畠選手が、小学1年生から5年生までの年代は若林副委員長と田中選手、中島選手がそれぞれ担当しました。
荒牧委員長と髙畠選手のフットサル教室では、チームがバラバラになるようにグループを作り、トラップやパスなど基礎練習から始まりました。その後のミニゲームでは、教わったワンツーや動きを活かしたプレーが見られました。
若林副委員長と田中選手、中島選手のフットサル教室では、コーンに向かったり、交わしたり足でボールを触ることに慣れる練習をしました。なかには初心者の子供もいましたが、笑顔でボールを追いかけている姿がありました。
保護者の皆さんが見守る中、小中学生の皆さんには2時間程のクリニックを楽しんでいただくことができました。
終了後は、クリニックに参加した以外のフットサル、サッカーチームも集まり、試合を開催しました。
子供たちは、各チームとの対戦終了後、荒牧委員長、若林副委員長、田中ちひろ選手、中島菜月選手、髙畠早奈恵選手のチームとフットサルのゲームを行いました。5 vs 9 や 10 で対戦するシーンもあり、子供たちは大盛り上がりでした。
荒牧委員長、若林副委員長のチームは、約10チームと2回ずつ対戦し、連勝が続きましたが、途中2回ほど引き分ける結果となり、対戦が終わると笑顔と疲れが入り混じった表情をみせていました(笑)
試合後、アルコ神戸所属選手たちから練習着やポロシャツをプレゼントするじゃんけん大会を開催しました。
この日のスケジュールをすべて終えたあと、サインや写真を求めたり、アドバイスを聞く様子が見られました。
参加したチームのコメント
大西監督(エスポワール)
中学校で男子と一緒にやってる子もいます。女子のリーグ戦では普段交流がないチームとの対戦だったので、子供達にはいい刺激になったと思います。
しげのぶ ちい選手(今治プリンセーザ)
今日はみんなで一緒に点取れて楽しかった。
ボールが小さくて少し蹴りずらかったけど、フットサルはいっぱいボール触れた。
スペースがなくて動き方が難しかった。
すずき ひろな選手(宇和島エンジェルズ)
荒牧太郎さんにワンツーの動き方を教わった。
切り替えが早くて難しかったけどフットサルは楽しかった。
いろんなチームの子たちと混ざって練習したので緊張しました。
にしやま みく選手(FC Liventガールズ A・B)
普段対戦しない相手と戦って強いなと思いました。
エキシビションマッチは、荒牧太郎さんが上手でした。
うらた めいな選手(エスポワール)
プロの選手に教えてもらってボールの扱い方がわかった。
体の使い方やボールの捌き方が上手でした。
フットサルは、狭い分ボールを回すのが難しかった。でも、今日一日楽しかったです。
おおにし わか選手(エスポワール)
みんなと話してフットサルができて楽しかったです。みんなトラップが上手でした。
ひわさ みさき選手(レッドスターズ)
芝生でフットサルができてよかったです。
プロの人たちと一緒に練習できて楽しかったです。
フットサルはよくやってるけど普段対戦していないチームもいて楽しかった。
またやりたいと思いました。次は勝ちます。
ふじもと はるみ(FC LiventガールズA・B)
普段はサッカーをやってるけどフットサルはコートが狭い分、相手のプレスが早くて難しかった。
ゴールが小さいからシュートがなかなか入らなかった。
攻守の切り替えが大事だと思った。またこういう機会があれば参加したいです。
三好理事長コメント
このイベントは、公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団が施設管理する北条スポーツセンターフットサル場のリニューアルに伴い、フットサルイベントを開催したいという提案から始まったものです、私どもも女子のフットサル普及に向けたイベントを計画していた中での提案でしたので、共催というかたちでこのフェスティバルを企画しました。
また、今回、日本フットサル連盟アスリート委員会のご協力を得て、荒牧太郎選手や若林エリ選手ら現役トップ選手にフットサルクリニックなどを行っていただき、トッププレーヤーのすごさを実感しながら楽しく開催できたことで、最初緊張気味だった子供たちが終盤には選手らに積極的に話しかけて行くようになったり、参加者の保護者や指導者からは「またあったら参加したい」と言うコメントもいただき、運営側としてもやって良かったと思えるイベントとなりました。
これを機に、引き続き女子フットサルファミリーの普及に向けて取り組んで行きたいと思います。今回のイベントに多大なご協力をいただきました、松山市、日本フットサル連盟、協賛各社、運営スタッフの皆様にはこの場を借りて感謝申し上げます。
荒牧委員長コメント
この様な機会にお声け頂き、アスリート委員会として参加させて頂けたことは、大変有り難く、ポジティブなものでした。ありがとうございました。四国フットサル連盟と協働で行えたこと、アルコ神戸の選手達にご協力頂けたこと、また、小中学生の女子選手に対して行えたことは、アスリート委員会の今後の活動の方向性などを示す機会にもなったと思います。
地域や年代、性別を問わず多くの人と協力し、巻き込みながら、フットサルをプレーする楽しさを伝え笑顔にしながら、フットサルファミリーを増やしていくことに、尽力出来ればと思っています。引き続き宜しくお願い致します。
若林副委員長コメント
アスリート委員会として初めてのオフラインでの活動となりました。女子選手対象のイベントということもあり、現在の置かれている環境や課題などを直に感じることができました。アスリート委員会としても女子選手の普及活動は、取り掛かるべき問題だと思うので、このような場に参加できたことは普及活動の一歩となったと思います。今後も女子選手に関わらず、様々な年代において普及活動に邁進して参ります。
田中ちひろ選手
今回フェスタに参加させて頂き、子供達の楽しむ姿を近くで感じる事ができて、私自身もパワーを貰うことができました。「フットサル好きになった!」「アルコのホーム戦見に行きたい!」など嬉しい言葉を言ってもらえて、今回のフェスタに参加して良かったなと心から思えました。もっとこの様な活動が各地で増えることを願います。ありがとうございました!
髙畠早奈恵選手
クリニックの始まりでは全体的に緊張感がありましたが、最後には声の掛け合いや、得点シーンなどでも多くの笑顔を見ることができ良かったです。また、参加してくれた中には、フットサル未経験の子も多く、私自身小中学生でのフットサル経験が今に繋がっているので、今回の活動がフットサルに興味を持つキッカケになってくれたら嬉しいです。
今回、初めてアスリート委員会のイベントに協力させて頂きましたが、今後もこのような普及活動に参加していきたいです。参加者、関係者の皆様、貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
中島菜月選手
今回、初めてアスリート委員会の活動に参加させて頂きました。沢山の子供達と触れ合えて、皆さんの笑顔が見られ、凄く楽しい時間を過ごすことができました。そして、フットサルの面白さ、サッカーとの違いを感じてもらえたかなと思います。これを機に、少しでもフットサルに興味を持ってもらえれば嬉しいです。
今後もこのような活動があれば積極的に参加したいと思っています。関係者の皆様、この度は貴重な経験をさせて頂き本当にありがとうございました。
取材/日本フットサル連盟 今井千秋