新年を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。
2022年は、フットサル界にとって大きな転換期の年となりました。
これまで一般財団法人日本フットサル連盟(以下、日本フットサル連盟)の事業として展開しておりました「日本フットサルリーグ」と「女子フットサルリーグ」を独立させ「一般社団法人日本フットサルトップリーグ(以下、日本フットサルトップリーグ)」が誕生いたしました。
今後は、互いの役割を踏まえ、相互に連携・協力しながら我が国におけるフットサルを盛り上げていくことになります。
また、約2年をかけて検討、立案した中長期計画も実行計画に移りました。新たな時代を迎えるにあたり、日本フットサル連盟のあるべき姿を検討した結果、「フットサルに関わる全てのステークホルダーがハッピーになる」という理念を定め、公益財団法人日本サッカー協会、日本フットサルトップリーグ、全国各地のフットサル連盟、所属各クラブなどのフットボールファミリーや、「地域」との連携を強化・構築をしながら、「フットサルの事業価値」を高めることを基本骨子に据えています。
フットボールファミリーである私たちは、フットサルを通じてすべての人たちの希望や喜びとなり人生を豊かなものにできると信じ、地域に根付き、社会に必要とされ、世界との懸け橋になるような愛されつづけるスポーツになるよう「フットサルがある日常」を皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。
中でも特徴的なのは、ガバナンス体制の整備です。これは「組織の公平・公正性をふまえた適正なリードあるいはコントロールがなされること」といえますが、フットサルに関わる皆様の価値が毀損されることのないよう組織の運営が適正化されることを目指します。
私たちはフットサルの普及・発展に関わる機能のみならず、「ダイバーシティの推進」「規律・裁定機能の設置」という機能を内包させ、フットサルにおける「差別のない社会の実現」や「コンプライアンスの遵守」を重要な価値観としています。
日本フットサル連盟は、全国各地の連盟の組織化を進めてきています。それぞれの地域において担う役割は様々ありますが、目指す方向は一つです。これらの方針を全国各地において丹念に浸透させていくことで、フットサルを取り巻く皆様総体の熱意や思いを持って、目指す方向に力強く前進していきたいと思います。
厳しい時代は続きますが、私たちはフットサルを通じて明るい未来を創っていこうと考えていますので、ぜひ新たなフットサル連盟にご期待ください。
本年が、皆さんと皆さんのご家族にとって、充実した幸せな一年となることを祈念いたします。
2023年 元旦
一般財団法人日本フットサル連盟
会長 原田 理人