6月11日(土)、会長に就任した原田理人のコメントをご紹介させていただきます。
原田理人会長
「このたび、皆さまのご推挙により一般財団法人日本フットサル連盟における会長の職を拝命することとなりました。
フットサルは、競技としての完成度のみならず、何といってもプレーヤー同士が仲間を増やして人の輪を広げていくという将来性や可能性のあるスポーツです。
本連盟の歴史を辿りますと、1977年に日本サッカー協会の加盟組織として日本ミニサッカー連盟が設立されたことを端緒としています。1985年に我が国で初めての全国大会が開催され、その大会が10回目を数えたところで、FIFAが競技名称を”フットサル”に統一し、競技規則を定めた時点で、組織名称が日本フットサル連盟に変更され、2007年に法人化を果たし、現在の一般財団法人日本フットサル連盟となりました。
1998年に初出場を果たしたサッカーワールドカップ、2002年の日本でのワールドカップ開催などをきっかけに、日本でもサッカーへの関心が急速に高まるなか、日本のフットサル人口もこの勢いに沿うように、ニュースポーツでは異例ともいえる参加者数の伸びをみせ、その実態は2003年には90万人ほどといわれていたプレーヤー人口が2010年には100万人、そして現在は180万人~200万人程までに増加してきています。
2000年から2020年までには、全国規模の組織づくりとカテゴリー毎の全国大会、トップリーグなどが生まれ、日本代表が国際大会で実績を上げ始めた充実期とすれば、今後は第二次成長期としていくことが求められます。2000年代の前半までは、さほど積極的な宣伝を行わずとも、少人数での活動成立やユビキタス性を背景として、若者や社会人などを中心に愛好者を増加させ、民間事業者の増加も伴ってプレーヤーを中心として形成されてきた市場環境から、今後は積極的な底辺拡大や活性化施策によって、さらなる成長を目指していかなくてはなりません。
そのため、本年度はリーグ(日本フットサルリーグ/Fリーグ、日本女子フットサルリーグ)を新法人として独立させ、リーグもさらなる成長を目指します。また、全国のフットサルを取り巻く皆様と共に、約2年をかけて策定して参りました成長戦略(中長期計画)も実行フェーズへと移ります。【ひとつのボールで】をキャッチフレーズとし、『フットサルをする人、みる人、ささえる人の輪をひろげ、フットサルを地域に根付かせ、みなさんの希望や喜びになるような、社会で必要とされるような、世界との懸け橋になるような、愛されるスポーツにしていきたい。』また、『日本フットサル連盟は、今後より一層事業価値を高め、大好きなフットサルがある日常を、みなさんと一緒につくってゆきます。』といった理念を掲げ、フットサルに関わる全てのステークホルダーがハッピーになることを目指して参ります。
こうした変革期の只中で担う責任の重さを痛感しているところでございますが、本連盟のみならず、全国のフットサルに関わる組織の皆様や協賛各社様、指導者やプレーヤーの皆様など関係する総ての皆様による協力を得て、成長に向け全力を尽くす決意でおります。前会長の大立目様をはじめとして、これまで会長職に就かれてこられた素晴らしい皆様の功績に続くよう、誠心誠意努めて参りますため、何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。」