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一般財団法人日本フットサル連盟オフィシャルサイト/Japan Futsal Federation Official Site

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【大学カテゴリー重点普及・組織課題プロジェクトメンバー】吉倉秀和氏インタビュー(前編)

スポーツ庁・ガバナンスコード検討委員会において、大学カテゴリーの重点普及・組織課題プロジェクトメンバーの中心となっている、関西学生フットサルリーグ 理事・びわこ成蹊スポーツ大学フットサル部 顧問の吉倉 秀和氏に、自身とフットサルの関係やガバナンスコード検討委員会での取り組みについて、お伺いしました。インタビュー内容は、前編と後編の2回に分けて掲載させていただき、今回は前編をお届け致します。

 

―自身とフットサルの関係を教えてください。

私は、フットサル選手としての競技歴はありません。スポーツ系の部活動に所属もしたこともありません。初めてフットサルをしたのは、高校の体育の授業です。通っていた高校は、グラウンドがアスファルトで小さいスペースしかなく、サッカーには適していなかったので、年間の多くはフットサルの授業をしていました。フットサルが楽しいな、と思うようになった原点はここかなと思います。大学に進学してからは、友達とエンジョイの大会に出たりしていました。大学院に進んでからは、大学院の恩師や研究室のメンバーとフットサルを楽しむなど、日本トップリーグ連携機構にインターンでお世話になりましたが、この頃はまだフットサルには深く関わってはいなかったです。
びわこ成蹊スポーツ大学には、2011年に着任しました。着任当初はバドミントン部の顧問を務めていましたが、2014年にフットサル部の顧問の先生が定年退職をすることになり、同年の秋に私がフットサル部の顧問になりました。本格的にフットサルに関わることになったキッカケはここです。
本職ではスポーツビジネスコースでスポーツ産業やスポーツ経営戦略を専門で研究や授業を担当しています。見るスポーツが好きでフットサルもそういった背景から、もともと見るのが大好きでした。2007年のFリーグ開幕戦を代々木で観戦していたうちの一人です。いわゆるフットサルファンでしたね。

 

―フットサルのプレー経験がない中で、指導はどう経験を積みましたか?

独学に近いと思います。先程も言ったとおりで、フットサルやサッカーの選手経験がないので、もちろん監督経験もなく、プレーもエンジョイのレベルだったのでフットサル部の顧問(監督)としてはゼロからのスタートでした。私が着任して一定の期間は学生が練習メニューを考えていて、部活中はそれを見ていました。その後、他のチームの練習やFリーグの試合前のアップを現場で見学し学んだりして、少しずつトレーニングメニューを考えたりしながら、2015年の4月にはサッカー・フットサルのC級ライセンスを取得しました。そこで出会った当時の受講生には、現在Fリーグクラブで監督やコーチを務めている方も参加されており、7泊8日の合宿形式で様々な情報交換をしたことやライセンス取得のために切磋琢磨したことは、私の指導者キャリアにおいてはかけがえのない出来事であり、今でも礎でもあると思っています。顧問になってからは、いろいろな方々との出会いがコーチングの良いキッカケを与えてくれたと思います。例えば、当時大阪成蹊大学フットサル部の柴沼先生(現:城西大学体育会サッカー部 フットサル部門・監督)は、当時フットサル日本代表監督であったミゲル・ロドリゴ氏と交流の機会を設けてくださったりしました。そういった様々な環境の中で、学生と一緒にフットサルを勉強していきました。


ミゲル・ロドリゴ氏による大学フットサルリーグトレセン(2015年3月@広島)

 

―では、自身と関西学生フットサルリーグのはじまりを教えてください。

私がフットサル部の顧問になった頃から、すでに関西学生フットサルリーグがありましたが、まだオープン大会で公式戦ではありませんでした。当時、大阪成蹊大学フットサル部で監督をされていた柴沼先生が「本格的にリーグ戦を立ち上げたい」とのことでお声がけいただき、僕もお手伝いをさせていただくということでこの時期に動き出しました。公式戦としての関西学生フットサルリーグは、ここがスタートです。

 

―関西学生フットサルリーグではどのような取り組みをされていますか?

内輪で楽しんだことを発信して、楽しそうだなと思われるように意識にしています。各大学のチームにも品格を下げないように自分たちが自由に楽しんでやりたいことをやってほしいと伝えています。その中の取り組みでいえば、各大学のフットサル部のイケメンに取材する企画を各大学女子マネージャーが中心に構成されている学生部が率先してやっています。いわゆる自己満ではあるかもしれませんが、限られた時間でこういったことを今後も誰かが引き継いで楽しんでやっていってほしいなと思います。成功しているかはわからないですけど、楽しんでやってくれているのでうまくいっているなと感じています。


関西学生フットサルリーグ学生部によるイケメン企画(関西学生フットサルリーグHPより)

また、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響でリーグ戦が原則無観客での開催となった為、何試合かYouTubeでライブ配信をしました。関西地域の場合は往来しやすいこともあり、普段来場される保護者の方からの要望もあって、配信が実現しました。配信に関しては、中心となった関西学生フットサルリーグ広報部の部長(同志社大学のOB)が機能性の良い機材をすでにお持ちだったので、高画質な配信ができて、評判もよく、経費がほとんどかかっていないです。もちろん最初は電波状況やカメラ操作などでうまくいかないこともありましたが、経験を積んで今では少人数で対応できるようになりました。新型コロナウイルス感染症が落ち着いて、有観客試合になっても配信を続けると思います。


関西学生フットサルリーグ YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCFaX7GpDJUy5k31uKt5o1CA/videos)

競技面でいうと、先月(2022年3月)関西学生選抜のトレセンを行いました。この活動ができることは、関西地域の物理的な距離感の近さもあると思います。もちろん練習による技術向上が主目的ですが、他大学との交流が自然と生まれます。また、参加学生への動機付けの一環として、参加学生には、学生選抜のプラシャツを提供しました。そのプラシャツを着て練習している先輩の姿を見て、憧れを持つ後輩がいるような、縦のつながりと大学同士の横のつながりができると嬉しいですね。こういったところにも重きを置きました。

  
2022年3月に実施した関西学生フットサルリーグの選抜トレセン。
3日間の短期開催であったが、最終日には大学の枠を超え、”チーム関西”としての新しいコミュニティが形成された。

長年の継続的な取り組みは、ライバル関係にも変化が生じていると思います。少し前までは同じ会場にいても、違う大学の選手同士が挨拶しないようなピリピリした雰囲気がありましたが、今では試合中は良い意味の緊張感があり、試合直前でも対戦チーム同士が仲間として楽しく会話する姿が見えるようになりました。ここにはお互いにリスペクトする姿や本来のスポーツの意義が垣間見え、大きな成長を感じています。私自身、競技経験がないこともありますがフットサルは楽しくやって糧にしてほしいですね。

 

―公式記録の作成技術向上のために公認記録員研修会を開催したとお伺いしました。開催のキッカケと内容について教えてください。

この取り組みは、大学フットサルのレベルが上がったことをキッカケに始まりました。学生が次の対戦相手の情報を得るために公式記録を確認するようになったところ、各試合のシュート本数などの数値に大きな差があり、試合の状況が反映されていないことがありました。厳密に基準を統一することは難しいですが、リーグとして公式な記録員を設けて認識の統一を図りました。簡単にいうと、項目を5つくらい挙げ、そのうちの複数項目に当てはまったらカウントするという方法でわかりやすくレクチャーしています。

1部リーグに関しては、徐々にですが改善されてきたと感じています。フットサルの場合シュートが早く、本数もサッカーに比べて多いのである程度の経験が必要になります。もっともっとクオリティを上げるには、少し時間がかかるとは思っています。

また、関西学生フットサルリーグでは、将来的に公認記録員にわずかですが謝金を設ける方向で検討しています。お昼ごはん代の補助くらいはあげたいなという気持ちです。運営控室へ挨拶に来る一歩目が、この謝金受け取り目的だとしても変化がある気がします。その代わり、責任感を持って役割はしっかりと果たすように、と話をしています。こうして、学生リーグに関わる人が増えていけばいいなと考えています。

 

―大学生になると部活動とサークルが混在しますが、なにか違いのようなものは感じますか?

関西学生フットサルリーグでも部活動とサークルが混在していて、公式戦でリーグ戦を開催しているので強化とエンジョイというところの境界線は見えない部分はあります。

ただ、ここ数年新規加入してきたサークルの学生に話を聞くと、エンジョイはエンジョイでとても楽しいけど、普段公式戦を経験しているチームがエンジョイの大会に出てきて圧倒的な差を見せつけられたときに悔しいと思ったので本格的にフットサルをしたいと思いました、と言っていたりもします。こういったことがキッカケで部活動を選ぶケースもあります。

学生は悔しいという想いから火が付いて本格的にやってみようという気持ちになることが多いので、まだ(競技志向の部活動とエンジョイ志向のサークルは)対岸状態ですけど、交流する機会となる橋をいっぱい架けていって、公式戦中心のチームとエンジョイの大会に出場しているチームの交流戦などを実施してみたいですね。

例えば、近畿大学ではサークル数が多いので近大リーグという独自のリーグを開催していますが、規模の大きい大学でこういったコミュニティを作ってもらうのはすごく良い取り組みだと思います。サークルから公式戦にステップアップしていく大学はほかにもたくさんあるので、強化という面ではそういったところを狙っていきたいです。関東、関西、九州といった都市圏は大学数がそもそも多いので、その可能性が大きいかと思います。

また、昨年当初は、関西学生フットサルリーグを3部制にしてチーム数を均等に分けて開催したいと思っていましたが、1部か2部か…という順位のチームに話を聞くと、ぼろ負けしてもいいから自分たちの実力を知って強くなりたいし、大阪成蹊大学のような上位のチームと対戦できずに引退するのはさみしいという声もありました。学生リーグだからこそできることだと思うので、こういった経験もさせてあげたいですね。(※2022年度関西学生フットサルリーグは2部制を維持。1部リーグは16チームで構成し、多様なチームとの対戦経験を設ける機会を提供。)

関西学生フットサルリーグとは別に、学生たちが全国を目指す大会として、夏に開催しているインカレと全日本フットサル選手権大会予選がありますが、府県予選からスタートするレギュレーションになっているので、他府県のチームと対戦することなく終わってしまうチームがあります。これも学生にとっては惜しい機会になっています。

 

―地域大学チャンピオンズリーグでは関西の2チームがそれぞれ優勝とベスト4という好成績を残しました。この結果の要因は何だったと思いますか?

昨年度は関西大学フットサルリーグを新型コロナウイルス感染症の影響により2月に中断することとなりましたが、学生には日頃から「練習試合ばかりではなく、公式戦を大事にしてほしい」と伝えています。

公式戦に挑む本番力、つまり、本番で大きな成果を挙げられることは、この数年で関西地域の大学が得た大きなチカラだと思います。まず、関西圏では学生リーグだけでなく、全日本選手権予選、社会人リーグ、インカレで公式戦を年間30試合できるようにスケジューリングをしています。これを3年、4年経験していくとだいたい公式戦100試合前後を経験できるので、その日のコンデションに左右されることなく、本番でしっかりと力を発揮できるようになっていますね。今回、地域大学チャンピオンズリーグで優勝した大阪成蹊大学は経験値があり、ベスト4の大阪経済大学に関しても全日本選手権の本戦に出場していたので、どちらも大舞台慣れしていたという側面は非常に大きいと思います。

取材/(一財)日本フットサル連盟 今井千秋

次回【後編】は、5月2日(月)に公開致します。

 

【プロフィール】
吉倉 秀和(よしくら ひでかず) 関西学生フットサルリーグ理事


びわこ成蹊スポーツ大学スポーツビジネスコース講師、フットサル部監督
スポーツ産業論、スポーツ経営戦略を主な研究領域として講義などを担当
1983年生まれ、大阪府出身
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了

 

※本事業協力/アビームコンサルティング㈱

2022年4月25日(月)
スポーツ庁・ガバナンスコード検討委員会
委員長 原田 理人

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