Fリーグは1月13日(月・祝)、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にてFリーグ2019/2020 ディビジョン1 第33節 駒沢セントラルの4試合を行いました。
<Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第33節 駒沢セントラル>
ボアルース長野 1-5 立川・府中アスレティックFC
リーグ戦32節未勝利で最終戦に臨んだ長野。対する立川・府中は初日の試合で上位のシュライカー大阪との接戦を制しており、セントラル2連勝を目指してこの試合に臨みました。試合開始直後、長野は西巻広直選手がシュートを放ちますが、得点を奪うことができません。すると開始30秒、左サイドの内田隼太選手の折り返しをゴール前で渡邉知晃選手が流し込み、立川・府中が先制に成功します。追加点を狙い攻撃を仕掛ける立川・府中は2分、先制点をアシストした内田選手が得点を挙げ2点をリード。その後も攻撃の手をゆるめず、Fリーグ初ゴールを狙う金澤空選手、高瀬剛選手といった若手選手がゴールに迫りますが決めきることができません。14分には水田貴明選手がドリブルで持ち込み相手選手をかわして左足でシュート。これがゴールネットを揺らし、0対3と立川・府中のリードで前半を折り返します。後半も試合を支配する立川・府中は31分、セットプレーからマルキーニョ選手がゴールし0対4。4点を追う長野は7分以上を残して西巻広直選手をGKに置きパワープレーを開始。34分にはその西巻選手のゴールで1点を返しますが、試合時間残り1分、内田選手がこの試合2点目となるゴールを押し込み1対5で試合終了。立川・府中がセントラル2連勝でシーズン最終戦を終えました。敗れた長野はFリーグ史上初のリーグ戦未勝利で参入1年目のシーズンを終えています。
ペスカドーラ町田 3-9 バサジィ大分
前日の試合で敗戦した町田と、大量得点で勝利した大分がリーグ最終戦を迎えました。立ち上がり試合を動かしたのは町田でした。2分、横江怜選手のシュートがはじかれたところを金山友紀選手が押し込み、ベテラン勢の活躍で先制に成功します。しかし3分、山田ラファエル ユウゴ選手が町田GK小野寺優介選手との1対1を制し同点に追いつくと、大分ペースで試合が動きます。12分、右サイドからの折り返しに合わせた田村龍太郎選手のゴールで逆転に成功した大分は、13分にもロングパスを受けた田村選手がゴール。リードを広げます。16分にタイムアウトを取った大分は、コーナーキックに合わせた仁部屋和弘選手のゴールで4点目。その後も2得点を追加し、1対6で前半を折り返します。迎えた後半、5点ビハインドの町田は毛利元亮選手のゴールで1点を返しますが、その後立て続けに失点し2対9と点差が広がります。37分には新倉康明選手のゴールで一矢報いた町田でしたが3対9で敗戦。リーグ最終戦を勝利で飾ることはできませんでした。2試合で18得点と攻撃力の高さを印象づけた大分は、18日(土)から東京・駒沢オリンピック公園総合運動公園体育館で行われるFリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフに弾みをつける結果を残しています。
バルドラール浦安 1-4 フウガドールすみだ
初日の試合を3対6で勝利した浦安。対するすみだは前日の試合結果により、この試合に勝利することでプレーオフ出場権を得る絶対に勝たなくてはならない一戦を迎えました。そのプレッシャーを感じさせることなく、順調な滑り出しを見せたすみだは5分、右サイドからガリンシャ選手がシュートを突き刺し先制に成功します。14分には浦安のファウルによりフリーキックを獲得。デネル選手がヒールで流したボールに中田秀人選手が合わせますが、浦安は原辰介選手が至近距離でこれをブロック。追加点を奪わせません。しかし8分、デネル選手の放ったシュートがオウンゴールを誘発し、すみだが2点をリードします。0対2で迎えた後半、ガリンシャ選手が独走からGK藤原潤選手と1対1で放ったシュートを藤原選手がはじくなど集中した守備を見せた浦安は、31分にこぼれ球に後方から走りこんだ西村祐飛選手のゴールで1点を返します。このまま勢いに乗りたい浦安でしたが、そのわずか23秒後にはゴール前右手に詰めた栗本博生選手のゴールですみだが再度2点をリード。前後半を通して22本と限られたシュート数の中、効率よく得点を挙げたすみだは試合時間残り3秒で三笠貴史選手がダメ押しの4点目を挙げ1対4で快勝。第31節終了時点で4位に位置していたすみだが、セントラル2連戦で勝点を伸ばし、プレーオフ出場最後のひと枠をつかみ取りました。
Fリーグ選抜 2-5 名古屋オーシャンズ
“最後のセントラル”の最後の試合は、この試合をもって2年間の公式戦をすべて終えるFリーグ選抜が、プレーオフ決勝へのシード権を獲得しリーグ3連覇を狙う名古屋と対戦しました。序盤から先制点を狙う名古屋はセットプレーからニアサイドのペピータ選手がシュートを放ちますが、これを名古屋オーシャンズサテライト所属のF選抜GK田淵広史選手が左足ではじき、ゴールを守ります。しかし攻勢を強める名古屋は4分、西谷良介選手のシュートがはじかれたところに八木聖人選手が詰め先制に成功すると、10分には西谷選手、ペピータ選手との連係からヴァルチーニョ選手が追加点。2点を追うF選抜は、磯村直樹選手のシュートがポストに阻まれるなど惜しいシーンを作ると13分、右サイドでパスを受けた新田駿選手が折り返したボールに平井雅大選手が合わせて1点を返します。しかし前半終盤、星翔太選手にゴールを決められ1対3で前半を折り返します。迎えた後半も首位らしい戦いぶりを見せる名古屋に対し、食らいつくF選抜でしたが30分、フリーキックの流れからペピータ選手に得点を許してしまいます。36分、山田凱斗選手のゴールで再度2点差に迫ったF選抜は、1分半を残し畠山勇気選手をGKに置きパワープレーを開始。しかしゴールを奪うことができず、終了間際には6つ目のファウルで名古屋に第2PKを献上。これを星翔太選手が決め2対5で試合を終えました。リーグ最終戦を勝利で飾った名古屋は1月25日(土)、26日(日)に愛知・武田テバオーシャンアリーナで行われるFリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフ決勝で、準決勝勝利チームと対戦します。