Fリーグは8月23日(金)から25日(日)の3日間でFリーグ2019/2020 ディビジョン1 第14節の6試合を行いました。
【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第14節】
Fリーグ選抜 0-1 立川・府中アスレティックFC
今季唯一の大田区総合体育館開催1試合目では、リーグ戦3勝目を目指すF選抜と5連敗中の立川・府中アスレティックFCが対戦しました。連敗脱出を狙う立川・府中の積極的な攻撃を粘り強く跳ね返すF選抜でしたが14分、GK上原拓也選手が飛び出しクリアし損ねたボールをジョー選手が無人のゴールに流し込み、立川・府中が先制に成功します。その後も追加点を狙う立川・府中に対し、集中した守備でゴールを守るF選抜は0対1で前半を折り返します。迎えた後半、まずは1点を返したいF選抜でしたが得点を奪うことができず、4分弱を残し畠山勇気選手をGKにパワープレーを開始。しかし、これをしのいだ立川・府中が1点を守り勝利し、連敗を脱しました。
フウガドールすみだ 3-4 名古屋オーシャンズ
前回の対戦で大敗し、名古屋に最多得点記録を献上したすみだ。AFCフットサルクラブ選手権2019でアジアクラブ王者に輝き、帰国後初のリーグ戦となった名古屋との一戦は、激戦となりました。序盤から先制点を狙う名古屋の攻撃をしのいだすみだは6分、宮崎曉選手のアシストから渡井博之選手がゴールし先制に成功します。1点を追う名古屋は16分、安藤良平選手のゴールで試合を振り出しに戻し、前半を1対1のドローで終了。迎えた後半、25分には星翔太選手のゴールで名古屋が逆転に成功しますが、29分にはカウンターから田口元気選手が得点し、すみだが同点に追いつきます。32分にはペピータ選手が個人技からゴールを決め勝ち越しに成功。しかし、大声援に後押しを受けるすみだは36分、デネル選手のループシュートで再度同点に追いつきます。ここで勝負に出た名古屋はペピータ選手をGKに置きパワープレーを開始し、得点できずに1分を経過するとタイムアウトを取り体勢を立て直します。するとこれが功を奏し、試合時間残り49秒でペピータ選手のアシストからラファ選手がゴール。直後にデネル選手をGKにパワープレーを仕掛けたすみだでしたが追撃及ばず。3対4で名古屋が勝利を収めました。熱戦を繰り広げた両者には、会場から惜しみない拍手が送られました。
湘南ベルマーレ 0-3 バサジィ大分
およそ20日ぶりのリーグ戦となった湘南ベルマーレが、暫定首位のバサジィ大分をホームに迎えました。前半こそ互角の引き締まった戦いを見せ、両GKの活躍もありゴールを守り切った両者でしたが、0対0で迎えた後半、徐々に大分が上位の勝負強さを見せ始めます。流れの中から幾度となくチャンスを作り、湘南ゴールを脅かすと、この攻勢に呼応するかのようにGK岩永汰紀選手も好セーブを見せゴールを守ります。28分、瀧澤太将選手のゴールで大分が先制に成功すると、35分にはレイチ選手のアシストからヴィトン選手がゴールし追加点。2点を追う湘南は、FPにマルロン選手、ロドリゴ選手を入れ、GKを飯田千馬選手に交代。大分ゴールに迫りますが、集中した守備の前にゴールを割ることができません。38分には芝野創太選手のゴールで3点をリードした大分。試合終了間際には第2PKを得た湘南でしたが、これも決めきることができず0対3で試合が終了し、大分が暫定首位をキープしています。
バルドラール浦安 2-5 シュライカー大阪
8月に入り勝利から遠ざかっている浦安が、3連勝を狙う大阪と対戦しました。試合を動かしたのはアウェイの大阪。3分、カウンターの流れから稲田瑞穂選手のラストパスを加藤未渚実選手がゴールし、1点をリードします。まずは追いつきたい浦安でしたが、大阪のプレスに苦しみ得点を挙げられずにいると、18分、ドゥドゥ選手のゴールで大阪が追加点。前半終了間際には第2PKを得た浦安でしたが、大阪GK檜山昇吾選手がこれを防ぎ前半終了。0対2で迎えた後半、23分にFKを得た浦安はこれを加藤竜馬選手が決めて1点差に迫ります。しかし26分、ドゥドゥ選手から小曽戸允哉選手、最後は加藤未渚実選手がゴールを決め再度大阪が1点をリードします。34分には相井忍選手のゴールでリードを広げた大阪。2点を追う浦安は6分を残しパワープレーを開始します。しかし、大阪GK檜山選手にパワープレー返しを浴び、点差が広がると、野村啓介選手のゴールで1点を返しながらも退場者を出し追撃及ばず試合終了。大阪が連勝を3に伸ばしました。
エスポラーダ北海道 1-2 ペスカドーラ町田
ここまでわずか3勝、11位にとどまる北海道が、連勝を狙う町田をホームに迎えました。今季北海きたえーるでは未勝利の北海道は、1600人を越える観客の前で勝利を目指します。試合は序盤から堅い展開となり、両者ともに少ないチャンスを生かしきることができません。すると町田は、前半を8分以上残しパワープレーを仕掛ける奇策に出ます。ここでは得点を奪えない町田でしたが、通常の布陣に戻した直後の16分、菅谷知寿選手の2試合連続となるゴールで先制に成功します。リズムを崩された北海道でしたが、18分には田辺陸選手のゴールで同点に追いつき、試合を振り出しに戻します。1対1で迎えた後半、逆転を狙う北海道でしたが、なかなかゴールを割ることができず、33分には森岡薫選手にゴールをこじ開けられ1点を追う展開に。試合終了間際にはタイムアウトを取り、ゴールを狙い続けた北海道でしたが追撃及ばずタイムアップ。1対2で町田が勝利を収めました。
ボアルース長野 3-3 ヴォスクオーレ仙台
今季初勝利を狙う最下位の長野が、9位の仙台をホームに迎えました。3000人動員を目指したホームゲームで、目標には満たなかったものの、2000人を越える観客が詰めかけたホワイトリング。その声援に後押しを受けた長野は3分、特別指定の仲篠正祥選手の2試合連続となるゴールで先制に成功します。その後は拮抗した展開が続き、前半のシュート数は長野8本、仙台9本と、両者一桁にとどまります。1対0と長野リードで迎えた後半、まずは追いつきたい仙台は攻勢を強めますが、長野も粘り強くこれを跳ね返します。33分、加藤翼選手のゴールで追いついた仙台は、森村孝志選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、田口剛志選手がパワープレー返しで追加点を挙げ長野が勝ち越しに成功します。しかし、わずか10秒足らずで加藤選手がゴールを挙げ、再度追いついた仙台は、パワープレーを続行。39分、仲篠選手のこの試合2点目となるゴールで1点をリードした長野は、このリードを守り試合終盤を迎えますが、残り1秒足らずで加藤選手が3度目の同点ゴールを決め3対3で試合終了。初勝利を目前まで手繰り寄せた長野でしたが、粘りを見せた仙台と勝点1を分け合う結果となりました。