8月1日(木)~4日(日)に「JFA 第6回全日本U-18フットサル選手権」が静岡県浜松市・浜松アリーナにて開催され、Fリーグ下部組織のクラブが優勝から3位までを独占する結果になりました。
13年目を迎えるFリーグも昨シーズンよりディビジョン2がスタートしました。
選手の活動の場は増えてきましたが、若手選手はなかなか試合機会に恵まれず、成長できていないのが現状でした。
そこで昨年、Fリーグの実行委員会が中心となり、若手選手の試合機会の確保と日本代表選手の輩出を目指して、Fリーグ選抜を結成し、ディビジョン1に参加させることを決めました。また、2017年度より「Fリーグクラブライセンス」を導入し、Fリーグ参加条件が明確に定められました。その中に「育成組織の保有」という項目があり、各クラブが育成年代の選手の活動の場を設けるようになってきました。その効果が表れたのが、今年6月に開催された「AFC U20フットサル選手権大会」でした。準決勝で強敵イランを、決勝ではアフガニスタンを破り、見事優勝しました。
もちろん時間はかかりますが、忘れてはならないのは「若手選手の育成」です。これは、(公財)日本サッカー協会でも長きに渡り語られています。「フットボールカンファレンス」等でも同様の発表がなされ、いかにレベルの高い試合で出場機会を与えるかが重要であると言われています。
さらに、高校サッカー界との融合も重要なポイントです。前述の「AFC U20フットサル選手権大会」優勝メンバーである大塚尋斗選手(法政大学)は、昨年度の全国高校サッカー選手権大会に栃木県代表・矢板中央高校のメンバーとして出場し、準々決勝まで進出する活躍を見せた選手です。ポテンシャルの高いサッカー選手が、フットサルとの両立をすることで、より大きく成長し、更にフットサル界の裾野が広がると考えます。
今回優勝したペスカドーラ町田U-18、準優勝・シュライカー大阪 U-18、第3位・湘南ベルマーレロンドリーナ U-18で活躍した選手が、数年後にFリーグのピッチに立ち、フットサル日本代表として「アジアの頂点、世界のトップと闘う」姿がいまから楽しみです。