日本フットサルリーグ(Fリーグ)とFリーグを主催する一般財団法人日本フットサル連盟(JFF、会長 小倉純二)は、フットサル中期ビジョン実現に向けた取り組みとして、2018シーズンより既存の12クラブに加え、新設するFリーグディビジョン2(以下、F2)への7クラブの加盟を承認し、Fリーグ加盟クラブが全19クラブとなることをお知らせいたします。
また、若手選手を中心にFリーグ選抜チームを新たに編成し、Fリーグ2018シーズンへ年間を通して参戦することをお知らせいたします。
■Fリーグの再起
Fリーグ9シーズン目終了後の2016年2月に開催されたFIFAフットサルワールドカップアジア予選を兼ねたAFCフットサル選手権では、フットサル日本代表がFIFAフットサルワールドカップコロンビア大会の出場権を逃しました。
2016/2017シーズンのFリーグは10年目を迎えようとしており、次大会が開催される2020年に向けて公益財団法人日本サッカー協会(JFA)、JFFのみならず地域・都道府県フットサル連盟が一丸となって、「Fリーグの再起・再生」に向け、「フットサル中期ビジョン」を策定し、選手強化のためのリーグ戦運営、フットサルトップリーグの活性化、Fリーグを頂点にした日本・地域・都道府県フットサルリーグピラミッド構造の構築、若手選手の育成、観客動員数を増やすための魅力ある試合創出など、ビジョンの実現に向けて取り組むこととなりました。
■10年目の変革
Fリーグとって10年目となる2016/2017シーズンは、リーグ創設以来9連覇を成し遂げていた名古屋オーシャンズにかわり、シュライカー大阪が悲願のリーグ戦1位となるだけでなく、続くプレーオフも制し、新たなリーグ年間チャンピオンが誕生しました。各クラブの実力は僅かずつではありますが確実に向上し、新たに新監督を迎えて編成されたフットサル日本代表には、従来から代表に選出されていた選手に加え、Fクラブが進めてきた育成の中で成長した若手選手が代表に初選出されるなど、「Fリーグ再生計画」が着実に進んでいきました。
■Fリーグクラブライセンス制度の導入
「フットサルトップリーグ活性化」に向けた取り組み施策としてJFFは、「Fリーグクラブライセンス制度」の導入を決定しました。現在の12クラブや新しく加盟する7クラブのみならず、地域リーグを勝ち抜き将来のFリーグ加盟を目標とするクラブが、トップリーグ加盟のために、競技力だけでなく、試合会場となる施設、クラブ運営法人に関する組織面、財務面、法務といった各基準を満たすことを定めました。Fリーグクラブクラブライセンス制度の導入は、Fリーグへの参加基準を明確化し、ホームタウンとなる市町村との関係をより強固にして、地域に根ざす健全なクラブ経営に務めることでトップリーグの活性化を図っていくことを目的としています。
■Fチャレンジリーグ(準会員リーグ)の発展的解消とディビジョン2の創設
Fリーグは、2018/2019シーズンから新たにFリーグディビジョン2(F2)を新設し、現在まで開催しているFチャレンジリーグ(準加盟リーグ)を発展的に解消するだけでなく、地域・都道府県フットサルリーグ所属チームが将来Fリーグ参画を目指し活動できるよう「Fリーグを頂点にしたフットサルリーグピラミッド構造の構築」に向け取り組んでいきます。
新設するFリーグディビジョン2は、2017/2018シーズンFチャレンジリーグ(準会員リーグ)に加盟している4クラブ(Fリーグクラブ下部組織を除く)に、2016/2017シーズンFチャレンジリーグ参戦クラブのトルエーラ柏を加え、更に地域フットサルリーグ1部リーグ所属クラブ、Jリーグ加盟クラブが運営するフットサルチームなどから広く公募し、Fクラブライセンス基準に基づき審査しFリーグクラブライセンスを付与された次のクラブによりFリーグディビジョン2(F2)を編成いたします。
<Fチャレンジリーグ2017/2018参加クラブ(Fリーグ下部組織を除く)>
〇 ボアルース長野 (長野県長野市)
〇 ヴィンセドール白山 (石川県白山市)
〇 広島エフ・ドゥ (広島県広島市)
〇 浜田フットサルクラブHNT (島根県浜田市)
<Fチャレンジリーグ2016/2017参加クラブ>
〇 トルエーラ柏 (千葉県柏市)
<2018/2019シーズンFリーグ新規加盟クラブ>
〇 ボルク北九州 (福岡県北九州市)
〇 Y.S.C.C.横浜 (神奈川県横浜市)
( )内はホームタウン
■F1、F2による入れ替え戦の実施
Fリーグは、1シーズンを通して、より強度の高い試合を行い、トップリーグ全体の競技力の向上を目指すとともに、アリーナにご来場いただいた全ての皆様に魅力ある試合を展開するため、F1、F2による入れ替え戦を実施いたします。(開催時期は調整中。)また、中期計画における課題として、全国9つの地域のフットサルリーグに参加するクラブとの入れ替え戦を、F2に加盟するクラブが12クラブに増加したのちに実施する予定です。
■若手選手強化のためのFリーグ選抜の編成
策定したフットサル中期ビジョン実現に向けて「若手選手の育成」に関わる具体的な取り組みとして、2020年に開催されるFIFAフットサルワールドカップだけでなく、2024年大会やそれ以後のアジア、そして世界で勝ち抜いていくことを目的に2018/2019シーズン、2019/2020シーズンの2年間の限定で、Fリーグ選抜を編成いたします。
Fリーグ選抜は、2017/2018シーズンを戦ったFリーグ12クラブやその他のクラブに所属し、将来のフットサル日本代表候補となりえる若手の原石により編成いたします。Fリーグ選抜は、Fリーグディビジョン1に参戦し、若手選手の出場機会を創出するだけでなく、シーズンを通じ一貫した指導でアジアのトップ、世界でも十分に戦える体づくり、戦術理解の向上を期待し、若手選手の強化を進めてまいります。
日本フットサルリーグ 2018/2019シーズンリーグ戦チーム編成
■Fリーグディビジョン1(F1)
法人名 |
チーム名 |
呼称 |
ホームタウン |
活動区域 |
一般社団法人 エスポラーダ北海道スポーツクラブ |
エスポラーダ北海道 |
エスポラーダ北海道 |
札幌市 |
北海道 |
株式会社ヴォスクオーレ仙台 |
ヴォスクオーレ仙台 |
ヴォスクオーレ仙台 |
仙台市 |
宮城県 |
浦安スポーツネットワーク株式会社 |
バルドラール浦安フットボールサラ |
バルドラール浦安 |
浦安市 |
千葉県 |
株式会社風雅プロモーション |
フウガドールすみだ |
フウガドールすみだ |
墨田区 |
東京都 |
NPO法人 府中アスレティックフットボールクラブ |
東京府中アスレティック
フットボールクラブ
|
立川・府中アスレティックFC |
立川市
府中市
|
東京都 |
株式会社CASCAVEL FUTSAL CLUBE |
ASVペスカドーラ町田 |
ペスカドーラ町田 |
町田市 |
東京都 |
株式会社小田原スポーツマーケティング |
湘南ベルマーレフットサルクラブ |
湘南ベルマーレ |
小田原市 |
湘南地域 |
株式会社AGREY |
アグレミーナ浜松 |
アグレミーナ浜松 |
浜松市 |
静岡県 |
名古屋オーシャンズ株式会社 |
名古屋オーシャンズ |
名古屋オーシャンズ |
名古屋市 |
愛知県 |
ハマダ株式会社 |
シュライカー大阪 |
シュライカー大阪 |
大阪市 |
大阪府 |
株式会社大分スポーツプロジェクト |
バサジィ大分 |
バサジィ大分 |
大分市 |
大分県 |
一般財団法人日本フットサル連盟 |
Fリーグ選抜 |
Fリーグ選抜 |
名古屋市 |
|
■Fリーグディビジョン2(F2)
法人名 |
チーム名 |
呼称 |
ホームタウン |
活動区域 |
一般社団法人柏Fラボラトリー |
トルエーラ柏 |
トルエーラ柏 |
柏市 |
千葉県 |
特定非営利活動法人
横浜スポーツ&カルチャークラブ
|
Y.S.C.C.横浜 |
Y.S.C.C.横浜 |
横浜市 |
神奈川県 |
株式会社ボアルース長野フットサルクラブ |
ボアルース長野 |
ボアルース長野 |
長野市 |
長野県 |
一般社団法人 FSV スポーツアカデミー |
ヴィンセドール白山 |
ヴィンセドール白山 |
白山市 |
石川県 |
デウソン神戸株式会社 |
デウソン神戸 |
デウソン神戸 |
神戸市 |
兵庫県 |
特定非営利活動法人
中国フットサルプロモーション
|
広島エフ・ドゥ |
広島エフ・ドゥ |
広島市 |
広島県 |
特定非営利活動法人浜田フットサルクラブ |
ポルセイド浜田 |
ポルセイド浜田(※) |
浜田市 |
島根県 |
一般社団法人UBUNTU FS プロモーション |
ボルクバレット北九州 |
ボルクバレット北九州(※) |
北九州市 |
福岡県 |
(※)Fリーグディジョン2加盟にともないチーム名および呼称を変更いたしました。